【大会結果報告】(剣道部)高体連全道大会
令和7年度 第71回北海道高等学校剣道選手権大会 兼 第72回全国高等学校剣道大会北海道予選会 が6月10日(火)~13日(金)において旭川市(リクルートスタッフィング リック&スー旭川体育館)で開催されました。
音更高校からは、「女子個人戦:鳥海」「女子団体戦」での出場になります。昨年の全道大会(名寄市)からの連続出場ということもあり、2,3年生は全道大会の雰囲気にも少し慣れ、会場での公式練習や開会式での入場行進のときは堂々たる姿でした。
個人戦では音更高校から唯一の出場となった鳥海選手ですが、相手選手は全道大会常連で実力校でもある札幌厚別高校の選手です。鳥海選手も果敢に相手を攻め立てましたが、一瞬の隙を突かれ相手に1本先取され時間切れとなり敗退してしまいました。
団体戦では5ブロックに分かれての予選リーグ。音更高校は「北見柏陽高校」「東海大学付属札幌高校」「大麻高校」「旭川商業高校」との5校リーグとなりました。初戦の東海大学付属札幌高校との試合では全国大会常連校の力を見せつけられてしまいました。ですが、次鋒戦で音更高校・阿部選手が相手に1本先取されながら、審判の2本目開始の発声とともに繰り出した「面」が相手を捕らえ1本取り返すという場面もあり、このことは今後の自信につながるものと思えました。
その後、予選2試合目「北見柏陽高校」との試合では予選リーグでは上位2校が決勝トーナメントに進出できるため、気持ちを切り替え臨みました。先鋒・次鋒戦を敗退し2敗し後がない状況から「中堅・鳥海」「副将・鎌田」「大将・懸」が2本勝を収め逆転勝ちで予選リーグ1勝1敗に持ち込みました。
予選3試合目「大麻高校」との試合では、予選リーグ突破に向けて大事な試合になってきます。先鋒戦を不戦敗で落とし続く次鋒戦では、阿部選手が粘りを見せ引き分け、中堅戦からの巻き返しを図りましたが中堅・副将と1本負けし、大将・懸選手が1本先取されながらも取り返しはしたものの残り時間少しで2本目を打突され敗退してしまいました。
予選4試合目(最終戦)では、予選リーグ順位で大麻高校に1歩リードされてしまいましたが、何が起こるかわかりません。望みを繋いで試合に臨みました。「旭川商業高校」戦では不戦負けの後、次鋒・阿部が2本勝、中堅・鳥海が2本勝と連勝しチームの勢いも出てきました。副将・鎌田が粘りを見せ引き分けに持ち込み大将戦となりました。大将・懸は1本負けでもチームとしては勝利になるので頑張ってもらいたいところでした。相手の構えは「上段」ということもあり、不慣れな部分もあり1本取られてしまいましたが、3年生としての意地をだし1本負けで踏みとどまりチームの勝利に貢献してくれました。
結果、2勝2敗となりEブロックの3位で予選リーグを突破することはできませんでしたが、充実した全道大会となりました。3年生の鎌田選手・懸選手が抜けてしまいますが、残される鳥海選手・阿部選手には今回達成できなかった予選リーグ突破を託して新チームに移り変わっていきたいと思います。
来年もまた、高体連全道大会に出場できるように精進していきたいと思います。